朝を待ってた

深夜
騒がしい宴会から抜け出して、君と2人でこの道を歩いている。
もう君は君じゃなくて、でも僕も僕じゃない。たぶん。
ほら、ちょっとだけ欠けた月に気付いたのも僕だけだったし。
いつでも甘えてねって言った君はあの日から出かけたままで、
もう僕はどうしたらいいのか分からないんだ。

バイト中の倉庫でしゃがみ込むと身動き取れなくなった。
終わんのはやだなあ、と好きな役者が言ってたのを思い出した。
どこへ帰ればいいんだろうと思いながら、いつも通り僕は歩いて家に帰る。
自分の足音が別人のそれに聞こえた。
君には忘れてほしくないけど、僕は忘れちゃいたいななんて、傲慢だろうか。
なんてね。

suu

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