6匹のとら

「無垢」という言葉に、ものすごく興味がある。
調べてみると、潔白で純真なこと・煩悩から離れてけがれが無いこと、などの意味が出てくる。
僕はまだ、本当の無垢に出会ったことがないと思う。
もちろん、僕も全く、無垢ではない。
人は、無垢であることが可能なのか、それは考えても答えがいまいちわからない。
大人になるほど無垢じゃなくなっていくのか、それなら幼い子どもは無垢な存在なのか、そういうことを考え始めるとキリがない。
ただ人は、人の本質、おおもとが限りなく無垢であることを求めていて、そのことを希望にしているとおもう。
もし無垢が存在しないことを心底悟ってしまったとき、もうそのまま生活していくことはできなくなってしまうのかもしれない、と、僕はときどき考える。でも、心のどこかでは、そのことにきっと安心しているのかもしれない。

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