作業日誌

朝起きて、朝食を食べる。鮭と、ナメタケと、大根おろし。ご飯とみそ汁。
弟と卓球をする。
誰もいないプールで一人で泳ぐ。水の中から上を見ると日の光がきらきらしてて綺麗だ。
手で水をかき混ぜると泡ができてそれも綺麗だ。
ベランダからは街と海が見える。母がテレビで映画を見ている。
ロビーに降りる。広いテラスがある。灰皿の横にピンクのライターが置いてある。
ぬるくなった甘いコーヒーを飲む。
美しく青きドナウが流れている。街が見える。
こないだ新宿の映画館で『2001年:宇宙の旅』を見た。
宇宙船が宇宙を漂っている場面で美しく青きドナウが流れていた。
私も電光掲示板に挟まれて、自分がいる部屋に連れて行かれるのか?
とくに何もおきず、代わりにというわけでもないが私は松林を歩いた。
前を歩く弟が蜘蛛の巣にひっかかった。蜘蛛の巣の縦糸はベタベタしてないって知ってた?
私は最近福岡伸一の本から得た知識を披露。
弟は知っていた。
松林の小道を抜けると砂浜についた。
サーファーが波を待っている。
私も何かを待っている。いつも何か待ってるなと思う。
根が他力本願なのだ。
サーファーは仕方ない。波を待たなければ何も始まらない。
しかしビルの屋上で風に吹かれてラップを聴きながら波を待っていても永遠にこない。
ほんなら私は波になって無敵になるしかないじゃろ。突然のじゃろ。
コンビニのビニールさげて、ハンテン着てサンダルで走る!
起きたらアラスカ!起きたら東京タワー!

浦上透子

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